今回ご紹介するのは、スラリーポンプの補修・分解手順と製品の納入事例です。
老朽化したスラリーポンプの補修にあたり、お客様は新製品をご購入され設備を刷新。使用していたスラリーポンプの補修・メンテナンスを千代田商事にご依頼されました。
補修・メンテナンス後のスラリーポンプを予備品として保管することで、設備操業を安定化させる狙いがありました。
一般的にスラリーポンプの補修・分解は、頻繁に実施されるものではありません。その為、お客様が、補修・分解をスムーズに実施できないことが多いのです。また、人手不足の問題もあり手を付けられない現状があるようです。
千代田商事では、様々なお客様からスラリーポンプの補修・分解・メンテンナスをご依頼いただいており、納期や価格面での優位性がございます。
老朽化したスラリーポンプの状態
千代田商事が引き取らせていただいたスラリーポンプの状態
経年劣化によるサビ・腐食が激しく、各部品が固まっている状態に。分解するためには、構造を理解した上で部品を一つ一つ丁寧に取り外す必要がありました。
分解ー清掃・点検ー交換する部品の手配ー新部品を取り付け、組立てー塗装
摩耗したスリーブ
錆びついた軸
フレーム(異常なし/交換せず使用可能)
ケーシング(異常なし/交換せず使用可能)
摩耗したフロントライナ
摩耗したフロントライナ拡大
分解し点検したところ、内部の劣化が激しいことがわかりました。その為、シャフト交換が必要と判断し、お客様へご提案。承認をいただき、その他の消耗部品(パッキン・ボルト・Vプーリー)とあわせて交換いたしました。
Vプーリーを新品に交換(写真は塗装後のものです)
【消耗部品】グランドパッキン交換/ボルト交換
【消耗部品】ボルト交換
塗装時には、錆止めを実装しました。また、流体の入口・出口部分を養生し、異物混入防止策も施しました。
部品交換と補修・メンテンナスが完了した完成品です。この状態でお客様へ納入いたしました。
千代田商事のスラリーポンプ補修・分解・メンテンナス
今回ご紹介した事例では、通常操業でお忙しく、点検さえも出来ないというお客様のご要望にお応えし、分解・点検・補修・メンテンナスのプランニングから実装までを一貫して対応させていただきました。
お客様からのご依頼内容に対応するだけでなく、本当に必要な補修・メンテンナスを実施することは、私たちの強みの一つです。社内での対応が難しい場合や人手不足の場合でも、千代田商事ならば対応できる、そのような仕事を続けてまいります。
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