バルブの軸部を補修した事例(加速冷却設備の三方弁)

今回ご紹介するのは、加速冷却設備の三方弁(バルブ)の軸部を補修した事例です。
加速冷却設備の三方弁(バルブ)をお客様からお預かりし、破損した軸部を補修いたしました。
補修・分解した手順を写真と共にご紹介いたします。
加速冷却設備の三方弁(バルブ)
<写真右下>破損した軸部
破損した軸部の拡大
破損した軸部は鋳物であるため、溶接での補修はできません。また、古い部品のため図面が手元にありませんでした。
まずは、軸部のピンの製作に取り掛かりました。スケッチをおこして、SUSで新規製作。SUSを採用した理由は、耐腐食性を考えてのことです(流体が水)。
新たに製作した軸部のピン
補修中の軸部
軸部の補修は、焼き嵌めで強固に固定。鋳物に影響を与えない範囲で、溶接でさらに強化しました。
ピンを嵌めた軸部

補修後、動作確認を行い納入しました
定期メンテナンスにあわせ、破損部位を補修
千代田商事では、お客様のご依頼をうけて定期メンテナンスを行っておりました。今回ご紹介した加速冷却設備の三方弁(バルブ)軸部の補修は、定期メンテナンスと同時に実施いたしました。
定期メンテナンスと破損した軸部の補修を同時に実施したことで、設備をお預かりしている期間を短縮することができました。

工場設備に関する補修を得意とする千代田商事だからこそ、効率的に対応できたと思います。設備の補修・定期メンテナンスなどでお困りの場合には、お気軽に千代田商事へお問い合せください。