今回は、プレート式熱交換器のリコンディショニングの事例をご紹介します。
リコンディショニングとは、設備を分解しまるごと洗浄することで、経年劣化によって落ちてしまった設備の能力をもとに戻すことを目的にした、補修・修理方法です。
プレート式熱交換器のリコンディショニングについて、様々な業界・業種で実績がありますが、今回ご紹介するのは、化成工場の事例です。酸化塔排水戻りプレート設備のプレート式プレート式熱交換器のリコンディショニングを行いました。
【現場の状況・問題点】
交換している流体が、海水と排水のためプレート部の汚れがひどく、ガスケットの傷みも激しかった。漏れを予防保全するためには、ガスケットの交換が必要でした。
劣化したプレート式熱交換器
【千代田商事の対応】
リコンディショニングを行いました。
・設備部品を分解し、プレートを洗浄(ガスケットを交換)
腐食が激しいプレート
ガスケットを剥がしている様子
薬液洗浄
高圧洗浄
新ガスケット装着
リコンディショニング後のプレート
以上の手順で、プレート式熱交換器のリコンディショニングを行いました。
出荷前にリーク試験を行い、漏れがないことを確認しました。
プレート式熱交換器に関しては、「パフォーマンス診断」もお勧めです。設備を停めずに診断でき、現場へ負担をかけずに実施が可能です。プレート式熱交換器を長期に渡りご利用で、性能に不安のある方は、パフォーマンス診断をご検討ください。
設備部品の補修・メンテナンスは、性能をもとに戻せることだけでなく、新品購入よりもコスト削減に繋がります。設備の異常・経年劣化でお困りの方は、実績が豊富な千代田商事へ、ご相談ください。