今回のブログでは、ボイラー設備のバルブ(弁)の補修・メンテナンス事例をご紹介します。
ボイラーの蒸気を制御するバルブは、定期的な補修・メンテナンスを行うことで、バルブの寿命を延ばすだけでなく、ボイラーの蒸気発生を安定させることができます。さらに、ボイラーの蒸気は安全な熱源として利用できるため、蒸気発生の安定化は工場全体の省エネにもつながります。
ボイラー設備のバルブ(弁)の補修・メンテナンス工程
分解後のバルブ
まずはじめに、お客様から支給頂いたバルブを分解し、各部品の健全性を確認しました。
目視による確認に加えて非破壊検査を実施し、人の目では識別できない疵についても確認しました。
非破壊検査
MT検査(磁粉探傷検査)にてシート面(蒸気を止める面)の割れ、ひびなどの漏れに繋がる有害な疵がないかを確認しました。
非破壊検査では、一般的に本体側と弁体側のシート面の2箇所を検査します。
組立前
前工程の非破壊検査で健全性が確認された為、再度組立を行いました。
各部品の清掃、手入れを丁寧に行い、再使用した際に動作・機能で問題が出ないように組立していきます。
試験
最後に実際に圧力をかけて、バルブに漏れがない事を確認しました。
シート面の合わせなどは、少しの疵でも漏れに繋がるため、再確認を徹底してからお客様に納品しました。
千代田商事は、長年に渡りボイラー設備のバルブ(弁)の補修・メンテナンスを実施してきました。設備の状況によっては、バルブ(弁)の新品調達にも対応しています。バルブの補修メンテナンスでお困りの方は、どうぞお気軽に千代田商事へご相談ください。本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。