冷却塔の配管詰まりを予防（防錆、スケール除去）-アクアクリスタルリングの紹介-

今回のブログでは、防錆、スケール除去効果を発揮し、冷却塔の配管詰まりを予防できるアクアクリスタルリングをご紹介します。
一般的に、冷却塔などの冷却設備の配管詰まり対策には、薬品を利用したスケール洗浄が実施されています。一方、この方法の課題として、高額なコストや廃薬液による環境負荷などが挙げられていました。

防錆、スケール除去効果を発揮し、冷却塔の配管詰まりを予防できるアクアクリスタルリングは、直径100mm×厚さ28mmのドーナツ型樹脂製容器に、発電能力の高い特殊な液体を封入した水質改善器具です。アクアクリスタルリングは水中で、最大で0.2V程度の電圧を発生し、水質を改善します。
具体的には、
・水の溶解性が向上：水の透明性が増し、冷却水の発泡・ろ過装置の逆洗回数が減少します。
・界面活性性が向上：水中からシリカ系スケールを除去されます。また、赤錆が黒錆に変化します。（不働態化）
等の効果を発揮します。

冷却塔下部の水槽に、アクアクリスタルリングとテストピースを沈め、半年間に渡り効果を検証しました。

このように、6カ月ほどで冷却塔内の部品の錆が変化します。アクアクリスタルリングの効果が発揮されています。

利用期間が20年を超える冷却塔の配管付近にアクアクリスタルリングを設置し、スケール除去の効果を検証しました。

リングの効果によって配管内のスケール成分が少しずつ剥離し、鉄・色度・濁度が基準値以下になりました。

・低コスト：薬品による洗浄や他の装置に比べて、低コスト。
・設備延命化：防錆効果による設備延命化を実現。
・冷却効果の維持：スケール除去による冷却効果が持続。
・環境への配慮：廃薬液を排出しないため、環境負荷を軽減。

アクアクリスタルリングは、このように様々なメリットを発揮します。設置も簡単なため、導入しやすいこともお客様から選ばれている理由の1つです。

千代田商事では、冷却塔の配管の点検・補修・メンテナンス等の一貫対応も実施しており、アクアクリスタルリング導入の際には冷却塔の総合的な改善を実現できます。
ご興味がございましたら、お気軽に千代田商事へご相談ください。