今回のブログでは、冷却塔の点検清掃、分解・補修メンテナンス事例をご紹介します。
循環水を必要とする機器・配管の保護、熱交換器の効率ダウン防止などを担う冷却塔は、月に1回の点検清掃が推奨されています。
点検清掃が後回しにされ放置された冷却塔は劣化が進行してしまい、分解する際には、部品破損などの新たな問題が発生しやすくなります。
今回のお客様も、定期的な冷却塔の点検清掃を実施できずにお困りでしたが、将来の点検清掃サイクルのご相談も含め、千代田商事にご依頼くださいました。
冷却塔の清掃点検、分解・補修メンテナンス
点検
冷却塔の性能低下の原因となりそうな箇所をはじめ、外観から内部まで細かく点検しました。
75Lの冷却塔
月に1回の清掃が推奨されている
充填剤の詰まりが見られました
外気取込み口のルーバーにも汚れが付着
分解、高圧洗浄
冷却塔の充填剤。汚れが目立ちます
1枚ずつ丁寧に汚れを落としました
冷却塔内部にも高圧洗浄を実施
洗浄後の排水には、異物が多く見られました
散水管の分解、点検、補修
冷却塔上部にある散水管を取り外しました
劣化(割れ)と配管の剥離がありました
割れ部分に、塩ビ板を加工し補修しました
配管との剥離箇所にはPPで溶接補修しました
ファン、モーターの分解、高圧洗浄とファンペラーの交換
冷却塔上部にあるファンとモーターを取り外して分解しました
ケーシングを高圧洗浄。汚れを落とします
洗浄後のファン。劣化が目立ちます
予備品として準備していた新品のファンに交換しました
試運転
新品の冷却塔ファンの試運転
冷却塔の試運転(動作確認)
冷却塔の点検清掃、分解・補修メンテナンスは、冷却塔とその関連設備の長寿命化、安定操業に繋がります。千代田商事では、点検に加えて補修・メンテナンスも一貫対応できるため、お客様の手間を軽減することが可能です。
どうぞお気軽に千代田商事へご相談ください。本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。