横型遠心ポンプのケーシングを補修した事例

横型遠心ポンプのケーシングを補修した事例をご紹介します。
お客様からのご要望は、ケーシングの劣化部分の補修でした。
補修前・補修後の比較
補修部分(吸い込み側)
劣化した横型遠心ポンプのケーシング
補修前

補修した横型遠心ポンプのケーシング
補修後
補修したのは、吸い込み側のケーシングです。このポンプは、排水目的で利用されています。ケーシングとインペラーの接触が原因で、ケーシング側が摩耗して隙間ができました。その隙間が原因で排水性能が落ちた為、補修が必要でした。
溶射肉盛りで吸い込み側のケーシングを補修。インペラーとの間にできた隙間を詰める方法で補修しました。基準位置を決めづらく、肉盛溶接の程度についてお客様との検討が必要でしたが、千代田商事からのご提案内容を採用していただきました。
ポンプ側
劣化した横型遠心ポンプのポンプ側
補修前

補修した横型遠心ポンプのポンプ側
補修後
肉盛り具合を確認する目的で、光明丹を使用しました。肉盛り溶射をミリ単位で調節し、動作確認を行いました。
補修後の写真
補修した横型遠心ポンプのケーシング
補修した横型遠心ポンプのケーシング
補修した横型遠心ポンプのケーシング
吸い込み側とポンプ側のいずれも形状が複雑であったため、隙間を詰める作業・調節が難航しました。ミリ単位での調節を繰り返し、光明丹を使ってケーシングとインペラーの当たり具合を丁寧に確認することで、性能を回復。お客様にご満足いただくことできました。
同じような劣化・性能低下でお悩みのお客様がいらっしゃいましたら、お気軽に千代田商事へお問い合せください。本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。